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【2024年版】カルディおすすめワインガイド

カルディおすすめワインガイド【家飲みワイン.COM】

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「家飲みワイン.COM」によるカルディ(KALDI)ワインのテイスティング結果をまとめています。

カルディワイン評価・おすすめ度一覧

カルディワインおすすめガイド_001
(KALDI)カルディワインの「おすすめ度」「香り」「甘味」「酸味」「渋味」「余韻」の数値を一覧に示します。
下記は家飲みワイン.COM編集部の独自評価となります。ワイン評価は個人の好みにより異なりますので、あくまで参考値としてご利用下さい。
※ワインの詳細コメントは各ページの内容をご覧下さい。

カルディの赤ワイン評価一覧

ワイン名 タイプ おすすめ度 香り 甘味 酸味 渋味 余韻
Asio Otus Rosso
(アシオオトゥス ロッソ)
3 2 3 2 2 2
Aulente Rosso
(アウレンテ ロッソ)
3 4 3 3 3 3
Balance Cabernet Sauvignon Merlot
(バランス カベルネソーヴィニヨン メルロー)
3 3 2 3 3 3
Balance Barrel Select Shiraz Pinotage
(バランス バレルセレクト シラーズ ピノタージュ)
3 4 4 2 2 3
Balance Pinotage
(バランス ピノタージュ)
4 3 3 3 3 4
Bourgogne Rouge Domaine des Marechaudes
(ブルゴーニュ ルージュ ドメーヌ デ マレショード)
2 2 3 2 3 2
Casale Vecchio Montepulciano dAbruzzo
(カサーレ ヴェッキオ モンテプルチアーノ ダブルッツォ)
4 3 3 3 3 4
Chianti il paggio
(キャンティ イルパッジオ)
2 3 2 4 3 3
DodiciDodici
(ドディチドディチ)
3 3 3 3 3 4
Espanature Cabernet Sauvignon
(エスパナチュレ カベルネソーヴィニヨン)
3 3 3 2 2 3
El Paso Tempranillo Shiraz
(エルパソ テンプラニーリョ シラーズ)
3 3 2 3 3 3
ET ME
(エト メ)
3 2 3 4 3 3
Forestvile Pinot Noir
(フォレストヴィル ピノノワール)
3 3 4 3 2 3
Henri Ehrhart Pinot Noir
(アンリエラール ピノノワール)
4 3 3 2 2 3
Klaus Kaiser Pinot Noir
(クラウスカイザー ピノノワール)
3 3 2 3 2 3
la Chapelle des chevaliers
(ラ シャペル デ シュヴァリエ)
3 3 2 3 4 3
Lambrusco Dolce Casa Bell Albero
(ランブルスコ ドルチェ カーサ ベッラルベロ)
3 2 4 3 2 3
Lambrusco Secco Casa Bell Albero
(ランブルスコ セッコ カーサ ベッラルベロ)
2 2 2 4 2 3
Longue route Pinot Noir
(ロングルート ピノノワール)
2 3 2 4 3 2
Luberon Rouge Dauvergne Ranvier
(リュベロン ヴァン グルマン ルージュ ドーヴェルニュ ランヴィエ)
3 3 3 3 2 3
Maipe Malbec
(マイペ マルベック)
3 3 2 4 4 3
Manoir Grignon Cabernet Syrah
(マノワール グリニョン カベルネ シラー)
3 2 4 3 3 2
Milton Park Shiraz
(ミルトンパーク シラーズ)
3 3 3 4 3 3
Montes Alpha Cabernet Sauvignon
(モンテス アルファ カベルネソーヴィニヨン)
4 4 4 3 4 4
Poggio Al Tufo Solis
(ポッジョ アル トゥーフォ ソリス)
3 3 3 3 3 4
Redwood Cabernet Sauvignon
(レッドウッド カベルネソーヴィニヨン)
2 2 2 3 3 2
Ronan by Clinet Rouge
(ロナン バイ クリネ ルージュ)
4 3 3 3 3 4
Salento Rosso Passito
(サレントロッソ パッシート)
4 3 3 3 2 4
Sola Fred
(ソラ フレッド)
3 3 3 3 3 3
Tommasi Graticcio Appassionato
(トンマージ グラティッチョ アパッショナート)
3 3 3 3 2 3
Trifula Rosso
(トリフラ ロッソ)
3 4 3 4 3 3
Valcatrina Tinto Red
(バルカトリナ ティント レッド)
4 4 4 3 3 4

カルディの白ワイン評価一覧

ワイン名 タイプ おすすめ度 香り 甘味 酸味 渋味 余韻
【New】Alterra Special Reserve Chardonnay
(アルテラ スペシャルレゼルヴ シャルドネ)
3 3 3 3 2 3
Alvarinho Casa de Vila Verde
(アルバリーニョ カーサ デ ヴィラ ヴェルデ)
3 3 2 4 2 2
Asio Otus Chardonnay
(アシオ オトゥス シャルドネ)
3 2 2 3 2 3
Aulente Bianco
(アウレンテ ビアンコ)
3 3 3 3 2 3
Balance Barrel Select CheninBlanc Chardonnay
(バランス バレルセレクト シュナンブラン シャルドネ)
3 3 3 4 2 4
Balance Chenin Blanc Colombar
(バランス シュナンブラン コロンバール)
3 4 3 4 3 3
Bourgogne Chardonnay Domaine des Marechaudes
(ブルゴーニュ シャルドネ ドメーヌ デ マレショード)
5 4 3 3 3 4
Bourgogne Louis Signac Chardonnay
(ブルゴーニュ ルイシニャック シャルドネ)
3 3 2 3 3 3
Escapada Vinho Verde
(エスカパーダ ヴィーニョ ヴェルデ)
3 3 2 3 3 2
Espanature Chardonnay
(エスパナチュレ シャルドネ)
3 4 3 3 2 3
Esprit Soleil Summer Blend
(エスプリ ソレイユ サマーブレンド)
3 3 2 3 3 3
Est Est Est di Montefiascone Falesco
(エスト エスト エスト ディ モンテフィアスコーネ ファレスコ)
4 3 3 3 2 3
El Paso Verdejo Viura
(エルパソ ベルデホ ヴィウラ)
3 3 3 3 2 3
Henri Ehrhart Edelzwicker
(アンリエラール エデルツヴィッカー)
3 3 2 2 2 2
Henri Ehrhart Gewurztraminer
(アンリエーラール ゲヴュルツトラミネール)
4 3 3 2 2 4
Henri Ehrhart Pinot Gris
(アンリエーラール ピノグリ)
4 3 3 3 2 4
Henri Ehrhart Riesling
(アンリ エーラール リースリング)
3 3 2 3 2 3
Henri Ehrhart Pinot Blanc
(アンリ エーラール ピノブラン)
3 2 2 3 3 3
Josef Drathen Gewurztraminer
(ジョセフ ドラーテン ゲヴュルツトラミネール)
3 3 4 3 3 3
Klaus Kaiser Muller Thurgau
(クラウスカイザー ミュラートゥルガウ)
3 3 3 2 2 2
Liebfraumilch Josef Drathen Noir
(リープフラウミルヒ ジョセフ ドラーテン)
3 2 4 3 2 3
Luberon blanc Dauvergne Ranvier
(リュベロン ブラン ドーヴェルニュ ランヴィエ)
3 3 3 2 2 3
Maipe Trrontes
(マイペ トロンテス)
2 3 2 3 3 3
Manoir Grignon Chardonnay
(マノワール グリニョン シャルドネ)
3 3 3 3 3 3
Milton Park Chardonnay
(ミルトンパーク シャルドネ)
3 3 3 4 3 3
Montes Alpha Chardonnay
(モンテス アルファ シャルドネ)
4 4 4 3 3 4
Moonlight Bay Sauvignon Blanc
(ムーンライトベイ ソーヴィニヨンブラン)
3 3 2 4 3 3
Nivarius_Monovarietales
(ニバリウス モノバラエタル)
3 2 3 4 2 3
Petaloso Sweet White
(ペタローソ ビアンコ)

(微発泡)
3 4 4 2 2 4
Redwood Chardonnay
(レッドウッド シャルドネ)
3.5 4 3 3 3 4
Soave Terre di Terrossa
(ソアヴェ テッレ ディ テロッサ)
3 3 3 3 2 2
Sola Fred Blanc
(ソラフレッド ブランク)
3 2 2 3 3 2
Tommasi Adorato Appassionato
(トンマージ アドラート アパッショナート)
3 3 2 3 2 3
Valcatrina blanco
(バルカトリナ ブランコ)
3 2 2 3 2 2
Zeller Schwarze Katz Josef Drathen
(ツェラー シュヴァルツェ カッツ ジョセフ ドラーテン)
3 2 4 2 2 3

カルディのロゼワイン評価一覧

ワイン名 タイプ おすすめ度 香り 甘味 酸味 渋味 余韻
El Paso Rose
(エルパソ ロゼ)
ロゼ 3 3 2 4 3 3
Feiticeira Rose
(フェイティセイラ ロゼ)
ロゼ 3 3 3 3 2 2
Henri Ehrhart Rose
(アンリエーラール ロゼ)
ロゼ 3 3 3 3 3 3
Luberon Rose Dauverge Ranvier
(リュベロン ロゼ ドーヴェルニュ ランヴィエ)
ロゼ 3 3 3 2 2 2
Frentano Crrasuolo d’Abruzzo
(フレンターノ チェラスオーロ・ダブルッツォ)
ロゼ 3 2 3 3 2 2

カルディのオレンジワイン評価一覧

ワイン名 タイプ おすすめ度 香り 甘味 酸味 渋味 余韻
Masaret
(マサレ)
オレンジ 3 3 2 4 4 3

カルディのスパークリングワイン評価一覧

ワイン名 タイプ おすすめ度 香り 甘味 酸味 渋味 余韻
Cava Poema Brut
(カバ ポエマ ブリュット)
白(泡) 3 3 3 3 2 3
Cava Poema Brut Nature
(カバ ポエマ ブリュット ナチュレ)
白(泡) 3 3 2 3 3 3
Cava Poema Extra Dry
(カバ ポエマ エキストラドライ)
白(泡) 3 3 4 3 2 3
El Paso Frizzante
(エルパソ フリッツァンテ)
白(泡) 3 3 2 3 3 2
Prosecco Altichiari
(プロセッコ アルティキアーリ)
白(泡) 3 3 3 3 2 3
Prosecco Fratelli Cosmo
(プロセッコ フラテッリ コスモ)
白(泡) 3 3 2 3 2 3
Henri Ehrhart Cremant d’Alsace
(アンリエーラール クレマン ダルザス)
白(泡) 4 3 4 3 3 3
Josef Drathen Riesling Extra Dry Sparkling
(ジョセフ ドラーテン リースリング エキストラドライ スパークリング)
白(泡) 3 2 3 2 2 2
Prosecco Astoria Rose
(プロセッコ アストリア ロゼ)
ロゼ(泡) 3 3 3.5 3.5 3 3
Valdivieso Brut
(バルディビエソ ブリュット)
白(泡) 3 2 3 2 2 2

カルディのホットワイン評価一覧

カルディではドイツ産のホットワインを扱っています。
ワイン名は「ラプンツェル」と言い、ラベルにはグリム童話第12話で語られる娘(ラプンツェル)が描かれています。
赤ワインタイプ、白ワインタイプの二種類が存在し、250mlと1000mlのボトルが購入できます。

赤白とも甘味を主体とした、ハーブ・スパイス香が溢れる甘美なワインです。
一口含むだけで、飲み手の体を優しく温めてくれます。寒い冬に暖かい部屋で香りを楽しみながら味わってみましょう。

ワイン名 タイプ おすすめ度 香り 甘味 酸味 渋味 余韻
Rapunzel Gluhwein red
(ラプンツェル グリューワイン レッド)
4 4 4 2 2 4
Rapunzel Gluhwein White
(ラプンツェル グリューワイン ホワイト)
3 3 4 3 2 4



野菜と合わせるおすすめカルディワイン

野菜に合うカルディワイン_001

野菜とワインの相性について解説します。
皆さん、ご家庭で野菜をメインにした料理を扱うことはありませんか?

例えば「野菜の天ぷら」「生春巻き」「ラタトゥイユ」などです。
「野菜スティック」など簡単なおつまみとして味わう方もいるでしょう。
そんな食卓には、少しでも相性の良いワインを添えたいですよね!

では、新鮮な野菜には、どのようなワインが合うのでしょうか?
私が意識するポイントは3つ!

  1. 軽やかで、味わいに透明感があるタイプ
  2. 爽やかで、若々しい果実味を持つタイプ
  3. 青々しく、ほろ苦いアクセントを持つ

野菜が持つ素材の旨味を活かすためには、
軽やかで、少し透明感を感じられるような、密度が控えめなワインを選びましょう。
ワインの味に隙間がある方が、野菜の風味が割り込む余裕が生じるわけです。

なかなか難しい話ですが…
これらのポイントを押さえたカルディワインを紹介します。

野菜に合うカルディワインセレクト_001

Henri Ehrhart Edelzwicker(アンリ エーラール エデルツヴィッカー)はフランス・アルザス地方のワイン、
リースリング・ミュスカ・シルヴァネール品種のブレンドで造られます。瑞々しく軽やかな果実感、余韻に残るほろ苦さが、野菜の風味と綺麗に調和します。緑の野菜から根菜まで幅広くペアリングが楽しめますので、「お野菜のてんぷら」など色んな具材と合わせてみましょう。

Luberon Rose Dauvergne Ranvier(リュベロン ロゼ ドーヴェルニュ ランヴィエ)」は南フランスで造られるロゼタイプのワインです。チェリーや柑橘を想わせるほろ苦さと、ほんのりハーブの芳香、「生春巻き」など生野菜との相性は特に良く、素材の旨味を引き立てながら、爽やかな味わいを演出してくれるでしょう。

Tommasi Adorato Appassionato(トンマージ アドラート アパッショナート)」はガルガーネガとシャルドネを用いて造られるイタリア産の白ワインです。リンゴやカリンの果実感を持ち、ほのかな酸味とハーブ感が印象的です。野菜とのペアリングは最高ですが、魚介との相性も良いため、合わせるレシピの幅が広がります。

(補足)
今回の野菜料理は、野菜の旨味を直接味わえる料理に焦点を当てました。
野菜を使うという観点で広くレシピを考えた場合、
「チンジャオロース」「肉野菜炒め」などボリューミーな料理も出てきますが、
このような肉や油を使った料理は、合わせるワインが変わってきますので、
後述の肉料理と合わせるワインで別途、解説します。

生魚・冷たい魚介と合わせるおすすめカルディワイン

生魚料理に合うカルディワイン_001

生魚・冷たい魚介と相性が良いワインタイプは白ワインとなります。
そして白ワインの中でも、次の特徴を持ったワインを選びましょう。

  1. 適度な酸味がありキレが良い
  2. 軽やかでアルコール感をを感じにくい
  3. ミネラル感を楽しめる
  4. 樽の香り・バニラや蜂蜜の風味が控えめである

魚介の旨味を活かすためには、軽やかでサラリと飲めるワインがオススメです。
魚介の味わいはとても繊細なため、ワインの風味と喧嘩しないようにボリューム感を合わせる必要があります。
仮に、余韻が長くアルコールが強いフルボディタイプのワインと新鮮な魚介を合わせた場合、魚介の繊細な味わいをすべて覆い隠してしまうでしょう。
最も酷いケースでは、魚介の生臭さだけが口の中に残るという、何とも救い難い状況になります。
特に樽やバニラの風味は相性が悪く、生臭さを増長させる要因となります。

逆に相性が良い要素は、ワインが持つミネラル感です。
マグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分は、魚介の旨味と喧嘩することなく、
ほのかな塩味を生み出し、魚介の味わいに程よいアクセントを加えてくれます。

さて、以上の点を踏まえて、冷たい魚介とのマリアージュをオススメしたいカルディワインは、
Valcatrina blanco(ポルトガル産)、Soave Terre di Terrossa(イタリア産)、Henri Ehrhart Cremant d’Alsace(フランス産)の3品です。

生魚料理に合うカルディワインセレクト_001

1本目のValcatrina blanco(バルカトリーナ ビアンコ)はポルトガル産の白ワイン。
爽やかな柑橘風味の中に程よいミネラル感が溶け込んでおり、余韻に残る塩気が心地よく味覚を刺激します。
魚介類とのマリアージュに最適な要素を持ち合わせた1本です!

2本目のSoave Terre di Terrossa(ソアヴェ テッレ ディ テロッサ)はイタリア・ヴェネト州で造られるガルガーネガ品種の白ワイン、
アプリコット・キーウィなどの軽やかなフルーツ感と、キレの良い酸味を同時に味わえます。
カルパッチョや魚介の冷製パスタなど、幅広いマリアージュを楽しめます。

最後の1本はHenri Ehrhart Cremant d’Alsace(アンリエーラール クレマンダルザス)
フランス、アルザス地方で造られる、スパークリングタイプのワインとなります。
しっかり冷やして抜栓すると、まるで擦りリンゴのような味わい、柑橘の皮のようなほろ苦さがあります。
新鮮な魚介にレモンを添えることで、ワインの味わいに綺麗にマッチします!

(追記)
実は、ミネラル感が豊富という観点で、最も一押しのワインがあります。
それはポルトガル産の「「Alvarinho Casa de Vila Verde(アルバリーニョ カーサ デ ヴィラ ヴェルデ)」ですが、2024年1月現在カルディオンラインでは品切れ中となってます。もしも実店舗で見かけましたらぜひ試してください!

焼魚・温かい魚介と合わせるおすすめカルディワイン

焼き魚料理に合うカルディワイン_002

次は焼魚・温かい魚介と合わせるワインについて考えてみましょう。

温かい魚介料理と言えば、
「ムニエル」「アヒージョ」など、バターやオリーブオイルで風味付けするメニュー、
「魚の塩焼き」など、素材の味をそのまま楽しむメニューなど、様々な料理が存在します。
料理毎に味わい・ボリュームが異なるため、合わせるワインも料理に応じたものをセレクトする必要があります。

ここでは3つのパターンでワインセレクトを進めていきたいと思います。

  1. 網焼きなど素焼きの魚料理には
     ⇒ ミネラル感がしっかりあり、爽快な酸味と柑橘風味を楽しめる白ワイン
  2. バターで焼き上げる魚料理には
     ⇒ 樽風味を感じられる、こってりボリューム感がある白ワイン
  3. オリーブオイルやスパイス・ハーブを用いた魚介料理には
     ⇒ ハーブの清涼感、程よいミネラル感を持つワイン

これらのポイントを前提に、おすすめのカルディワインを紹介します。

焼魚・温かい魚介と合わせるおすすめカルディワインセレクト_001

「①網焼きなど素焼きの魚料理」といえば、やっぱり「さんま」や「イワシ」の焼魚が思い浮かびますね。パリパリの焦げ目と香ばしい薫り!日本の食卓に相応しい一品です。そんな料理には「Alvarinho Casa de Vila Verde(アルバリーニョ カーサ デ ヴィラ ヴェルデ)」や、「Esprit Soleil Summer Blend(エスプリ ソレイユ サマーブレンド)」がおすすめです!軽やかなミネラル感とキレのある味わい、柑橘を思わせる爽快な風味が印象的です。焼魚に添える柑橘のように、素材の脂臭さを緩和し、素材の旨味を引き立ててくれます。

「②バターで焼き上げる魚料理」は、サケやタラなど白身魚のムニエルが代表ですね。このようなバター風味溢れる芳醇なメニューには是非「Redwood Chardonnay(レッドウッド シャルドネ)」を合わせてみて下さい!ワインが持つ、滑らかで力強い樽香が、料理のバター風味と混じり合い、両者の味わいをより重層的でふくよかなものにしてくれます。

「③オリーブオイル・スパイス・ハーブを用いた魚介料理」から連想するメニューは、「アヒージョ」「パエリア」などのスペイン料理、「ボンゴレビアンコ」などイタリア発祥のパスタがありますね。
さて、このような料理にはスペイン産の白ワイン「Nivarius Monovarietales(ニバリウス モノバラエタル)」がぴったりです。さわやかな果実味と軽やかなミネラル感、微かなハーブ感が、魚介の旨味を引き立てます。
また「El Paso Blanco Verdejo Viura(エルパソ ブランコ ベルデホ ヴィウラ)」も、オリーブオイルを使った魚介によく合います。ハーブ感はやや控えめですが、独特なオイリー風味が、料理のスパイス感を包み込み統一感のあるペアリングを実現します。

牛肉と合わせるおすすめカルディワイン

牛肉に合うカルディワイン_001

それでは牛肉料理について考えてみましょう。
物価高のご時世、あまり家計に優しくない牛肉ですが、
牛肉を使ったレシピに人気メニューが多いのも事実です。

「すき焼き」「ビーフハンバーグ」「ハヤシライス」などが代表ですね!

さて牛肉料理とワインのマリアージュですが、少しパターン分けが必要となります。
それは「素材の質」「使用部位」「調理方法」によって、意識するポイントが変わってくるためです。

素材と調理法の膨大な組み合わせを考えると、
キリがないので、初心者でもイメージしやすいように、簡単なポイントを絞って解説します。

  1. ランプやモモ肉など、脂質が少ない部位を使った料理
     ⇒適度なタンニンを持ち、中程度の渋味・酸味を感じる赤ワイン(フランス産、南アフリカ産のピノノワール、またはメルロー品種を主体としたミディアムボディの赤ワインが好ましいです)
  2. サーロインなど脂が多い部位を使った料理
     ⇒酸味・渋味がしっかり、フルボディでボリューム感がある赤ワイン(アメリカ産・チリ産のカベルネソーヴィニヨンやメルロー品種、ややアルコール高めのイタリア産メルロー赤ワインも合わせやすいです)
  3. 内臓肉の使用、または香辛料をしっかりきかせた料理
    スパイシーさハーブの清涼感を持つ赤ワイン(シラー品種を用いた、オーストラリア産、またはフランス産の赤ワインがオススメです)
  4. 炒め物など青みのある野菜と調理する肉料理
     ⇒黒果実の風味と、青々しい野生風味を持ち合わせた赤ワイン(カベルネソーヴィニヨン比率の高いフランス産、アメリカ産の赤ワインが最適です)

 
牛肉料理に合うカルディワインセレクト_001
 
それではカルディで購入できるワインでピックアップしてみましょう。

「①脂質が少ない部位の料理(ランプ・モモ等)」にはフランス・ボルドー産の「Ronan by Clinet Rouge(ロナン バイ クリネ ルージュ)」がオススメです。程よいタンニンの渋味とスパイス感が牛肉の脂に負けず、旨味を引き立ててくれます。
 その他、スペイン産の「Espanature Cabernet Sauvignon(エスパナチュレ カベルネソーヴィニヨン)」も良いセレクトです。カベルネソーヴィニヨン品種で造られますが、ミディアムボディで、意外とタンニンが柔らかく、果実感が際立つタイプです。Ronan by Clinet Rougeのタンニンが強すぎて飲みにくいという方は、是非こちらのワインを試してみて下さい。

「②脂質が多い部位の料理(サーロイン等)」には「Montes Alpha Cabernet Sauvignon(モンテス アルファ カベルネソーヴィニヨン)」を試してみましょう。どっしりと厚みのあるボディと、存在感のあるタンニンが印象的、牛肉のボリューム感に負けず力強く豪快なペアリングを楽しめます。
   
「③内臓肉や香辛料を使った料理」とのペアリングは「Milton Park Shiraz(ミルトンパーク シラーズ)」が最適です。喉に響くようなスパイシーな味わいが特徴です。内臓肉が持つ臭みを緩和し、香辛料の味わいにもうまく寄り添います。
もしも、もう一段階ボリュームのあるワインと合わせたいならば、「Poggio Al Tufo Solis(ポッジョ アル トゥーフォ ソリス)」も試してみましょう。凝縮感のある果実味とスパイス風味がバランスよく溶け込み、内臓肉のクセのある味を綺麗に包み込んでくれます。

「④青みある野菜を含む肉料理」は「Redwood Cabernet Sauvignon(レッドウッド カベルネソーヴィニヨン)」とうまく合わせられます。カベルネソーヴィニヨンが持つピーマンのような青い風味が、野菜のほろ苦さと絡み合い、料理の味に調和します。「青椒肉絲(チンジャオロースー)」や「ピーマンの肉詰め」などと合わせると良いでしょう。

豚肉と合わせるおすすめカルディワイン

豚肉料理に合うカルディワイン_002

さて次は、豚肉料理のマリアージュを紹介します。

豚肉は白身肉のため、牛肉ほどのボリューム感はなく、ばら肉などを避ければ低脂肪でライトな料理に仕上がります。そのため、合わせるワインも料理のボリュームに合わせて、中程度~やや軽めなものを選ぶと良いでしょう。また白ワイン・赤ワインどちらでも選択可能となります。

一般家庭の豚肉料理を考えた場合、
果実味やアルコール感が強いワイン、または軽すぎるワインを添えても、料理とワインの味が孤立してしまうケースが多いです。良質なマリアージュを求めるならば、ワイン・料理ともに目立ち過ぎない、中庸さを意識することが望ましいです。

具体的に次のポイントを意識してワインセレクトしてみましょう。

  1. 中程度のボリューム感を持つ
  2. 鋭い酸より、丸みある酸を感じる
  3. 爽快感より、まろやかさを感じる
  4. 強い樽香よりも、軽いスパイス感

上記の条件を踏まえて、豚肉料理に合うカルディワインを3本ピックアップしてみました。

豚肉料理に合うカルディワインセレクト_001

まず合わせてほしいワインは「Henri Ehrhart Riesling(アンリ エーラール リースリング)」です。
フランス・アルザス産のリースリング品種100%で造られる白ワイン、甘味は控えめでリンゴ系の風味が印象的です。程よい果実感と酸味が豚肉の甘味を引き立てます。またこのワインは野菜との相性も良いため、豚肉の炒め物や煮物と絶妙なマリアージュを実現します。

そして二本目に紹介したいワインは、同じ生産者が別のブドウ品種で造る白ワイン、「Henri Ehrhart Gewurztraminer(アンリエーラール ゲヴュルツトラミネール)」です。ライチやメロンの果実味とフローラルな香りを持ち、リースリングよりも華やかな特徴を持ちます。まろやかな味わいの中にほんのりスパイス感が隠れており、香辛料を使ったエスニック・中華系の豚肉料理に良く合います。

最後に赤ワインも合わせてみましょう。「Tommasi Graticcio Appassionato(トンマージ グラティッチョ アパッショナート)」はイタリア・トスカーナ産のミディアムボディワイン。ラズベリー・ブルーベリー・レーズンなど多彩なベリー風味の中に、黒コショウのようなスパイス感が溶け込んでいます。イタリアらしいトマトベースのポークメニューも綺麗にマッチします。

鶏肉と合わせるおすすめカルディワイン

鶏肉料理に合うカルディワイン_002

鶏肉のマリアージュを紹介します。

鶏肉は牛肉・豚肉と比べると値段も安く、家庭でも馴染みの深い素材です。
「から揚げ」「チキンソテー」「蒸し鶏」など、手軽な料理も多く、人気メニューも盛りだくさん!

そんな身近な鶏肉料理ですが、ワインを合わせるとなると、
皆さんはどのようにセレクトしますか?

実は、鶏肉料理に添えるワインの選択肢はかなり多いです!
「ライト~ミディアムボディ」「さっぱり味~こってり味」「白ワイン、赤ワイン、スパークリングワイン」と…
条件の幅が広いため、選択のルールがわからないと、絞り込みが難しくなります。

そこで今回は、味付けによるルールを定めてみましょう。
正直、鶏肉は赤身肉ほど強い個性を持たず、比較的淡泊な味わいのため、
味付けの強弱や調味料の個性で、ワインセレクトが左右されるケースがほとんどです。

ざっくりですが、選択のルールをあげてみます。

  1. ①和の素材を使った、さっぱり味付けの鶏肉料理(ささみ肉の大葉巻き、胸肉の梅肉ネギソースかけ等)
     ⇒程よい酸味を持った、爽やかな白ワイン
  2. ②清涼感あるハーブ・香辛料で味付けした鶏肉料理(チキンのレモンハーブ焼、タイ風鶏肉炒め等)
     ⇒ほろ苦さを持った、軽やかなロゼワイン
  3. ③バター風味をつけた、こってり味の鶏肉料理(チキンのバターソテー等)
     ⇒樽香と豊かな甘味を持った、こってり味の白ワイン
  4. ④赤ワイン煮込みなど、タンニン・渋味を含む鶏肉料理(コックドヴァン、トマトと赤ワインの鶏肉煮込み等)
     ⇒程よい酸味・渋味を持った、ミディアムボディの赤ワイン

さて、これらの条件を意識して4品のカルディワインをピックアップしてみました。

鶏肉料理に合うカルディワインセレクト_001

「①和の素材を使用したさっぱり味の鶏肉料理」には「Cava Poema Brut Nature(カバ ポエマ ブリュット ナチュレ)」を添えてみましょう。軽めの柑橘風味と、程よい酸味がぴったり。繊細な和の素材の味わいを残しながら、鶏肉の味を引き立ててくれます。

「②ハーブ・香辛料で味付けした鶏肉料理」は、アジアン・エスニック料理のイメージですね。これはロゼのワインと相性が良く「El Paso Rose(エルパソ ロゼ)」がうまく馴染みます。ワインが持つオレンジ系のほろ苦さと、ハーブの香りが混じり合い一層爽やかな清涼感を生み出します。是非お試しください。

「③バター風味のこってり鶏肉料理」には、「Montes Alpha Chardonnay(モンテス アルファ シャルドネ)」がおすすめです。ワインの強い樽香が、焦げたバターの香りを包み込み、豊潤でふくよかな味わいを演出してくれます。鶏肉の脂の旨味にもうまく寄り添い、ボリューミーなペアリングが楽しめます。

「④タンニンを含む鶏肉料理」には、やっぱり赤ワインですね。中程度のボリューム感・酸味・渋みをもったタイプが合わせやすいです。そんな条件に最適な一本、「Chianti il paggio(キャンティ イルパッジオ)」を試してみましょう。タンニンの渋味と協調しながら、鶏肉の旨味を引き出してくれます。またこのワインはトマトの酸味とも相性が良いので、トマト煮込み等イタリアン風の鶏肉料理にするのも良いでしょう。

本サイトの評価方法について

  • 「おすすめ度」は、①香りの強さ、②余韻の長さ、③味の要素数、④バランスの観点で5段階評価を行っています。
    (1~5点の範囲で数値が大きいほど高評価としています)
  • 「香り」「甘味」「酸味」「渋味」「余韻」各要素の強さも同様の範囲で数値化しています。
    (甘味、酸味、渋味は飲み手に応じた好みがあるため良し悪しの判定はできませんが、皆様のワイン選びの参考情報となりましたら幸いです)